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Social Welfare Corporation FUKUOKA HIKARI FUKUSHIKAI

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わたしたちについて

1977年、それはアパートの一室からはじまりました

わたしたちの出発点

 1977年、それはアパートの一室からはじまりました。集ったのは、障害のある当事者8名と親1名、ボランティア2名を含めた11 名、「作業所」としての場所も何もない出発でした。
 人間らしく、自分らしく、地域の中であたり前に働いて、あたり前に暮らしていきたい。その想いは共感を呼び、市民の中に瞬く間に広がっていきます。ゼロからのスタートだった「ひかり」は無認可共同作業所を経て、14年後に法人格を取得することになりました。
 時同じくして、「ぼけ」も社会問題化していました。「ぼけていても、人間らしく普通に暮らし続けたい」こうした願いを少しずつでも形にしたいと積み重ねてきた「よりあい」の実践は多くの共感を得ることになります。

 制度も資金も何もないところから、障害のある人たちやお年寄りの想いや願いに寄り添い、草の根的に広まって、今や12の事業を展開する法人となりました。そこには一貫した理念、確固たる意志があったからです。これからも障害のある人たちやお年寄り、家族、職員、地域に寄り添い、埋もれているニーズを形にしながら、将来に向かって歩み続けていきます。

​事業所連絡先

かしはらホーム

〒811-1353福岡市南区柏原4丁目25-26

TEL:

092-567-7766

FAX:

092-567-7788

​ひかり作業所

〒811-1122福岡市早良区早良5丁目16-13

TEL:

092-803-0622

FAX:

092-803-0623

風ひかり作業所

〒811-1103福岡市早良区四箇4丁目10-15

TEL:

092-836-7621

FAX:

​092-836-7622

工房陶友

〒810-0064福岡市中央区地行1丁目15-18

TEL:

​092-771-5517

FAX:

092-771-5621

ひかりグループホーム(事務所)

〒814-0112福岡市城南区友丘1丁目15-18

TEL:

092-407-6316

FAX:

092-407-6326

ひかりヘルパーステーション(事務所)

〒814-0022福岡市早良区原6丁目29-26

TEL:

092-400-7011

FAX:

​092-407-0277

​南区第1障がい者基幹相談支援センター

〒815-0041福岡市南区野間4丁目2-40-1F

TEL:

092-559-1929

FAX:

092-559-1931

ひかり相談支援センター

〒814-0022福岡市早良区原6丁目29-26

TEL:

092-407-7782

FAX:

092-407-0277

よりあいの森

〒814-0104福岡市城南区別府7丁目9-17

TEL:

092-845-0707

FAX:

092-845-0505

​宅老所よりあい

〒810-0064福岡市中央区地行1丁目15-14

TEL:

092-761-4260

FAX:

092-761-7441

第2宅老所よりあい

〒811-1355福岡市南区桧原2丁目23-14

TEL:

092-511-0471

FAX:

092-210-9464

わたしたちのあゆみ

1977

 城南区鳥飼の市営住宅の一室で「ひかり共同作業所」が結成されました。障がい当事者8名、親1名、ボランティア2名でのスタートでした。福岡で最初の共同作業所でもあり、全国の仲間たちと連携して、共同作業所づくり運動を進めていきます。

 「共同作業所づくり」は、なにも働いて収入を得ることだけが目的ではありません。障害のある当事者たちが、施設を飛び出し、地域の中で、人としてみんなと同じように自分らしく生きていく、そのよりどころとなる場づくりでもあったのです。

1982

 廃品回収等の収益以外に財源はなく、作業所の運営はとても厳しかったのですが、関係者や市民、他団体と協力しながら運動を行い、わずか年間85 万円でしたが「障害者小規模作業所補助金制度」を実現させました。

 また、当事者だけの運営から、様々な分野の方に参加をお願いし、運営委員会を発足させ、粘り強く集団的に論議しながら日々の問題を乗り越えていきました。

1991

 将来の展望を切り拓くために「社会福祉法人化」を目指すことになりました。この取り組みは特定の個人・団体からの資金援助に頼るのでなく、広く市民に協力を呼び掛け、運動を進めました。ワイワイコンサートやひかり大バザー、募金、署名活動等に関係者が参加する中、市民の共感や協力が広がり、「社会福祉法人福岡ひかり福祉会」が認可発足しました。翌年、認可施設「ひかり作業所」が、早良区早良の地に開所しました。

1995

 この頃、ぼけ(認知症)を抱え行き場のない孤立したお年寄りの問題は社会問題化していました。1991年から無認可で活動を続けてきた「宅老所よりあい」の実践は、全国的に多くの共感を得ることとなりましたが、運営はとても厳しい状況でした。

 そんな中、長年「ひかり」と連携してきたことや基本的な考え方が一緒であったこともあり、「宅老所よりあい」が法人に合流し、福岡市から老人デイサービス事業の委託を受けることとなりました。

2003

 「ひかり作業所」開所直後から障害のある仲間の親たちは、将来の「暮らしの場づくり」の学習と資金づくりを開始していました。

 管理やお仕着せではなく「自分の人生の主人公として」「地域の中であたり前の暮らしを」をスローガンに幅広く市民にも呼びかけ、資金作りや内容検討など法人一丸となって取り組み、南区柏原に生活施設「かしはらホーム」が開所しました。

2011

 ​「かしはらホーム」をはじめ「ひかりグループホーム」など「暮らしの場」は少しずつ増えていましたが、一人暮らしや高齢の親と暮らしている障害のある人たちの生活問題や社会参加などのニーズに対応するために「ひかりヘルパーステーション」を立ち上げました。

​ また、東日本大震災の支援に、職員を現地に派遣したり、チャリティコンサートを開催したりしました。2016年の熊本大震災も含め、障害のある人たちやお年寄りなどいわゆる社会的弱者のいのちがあたり前に大事にされる、そんな社会を目指しています

2015

 狭い借家で車いすでの移動が困難だったり、職員が少なく支援に限界があった「第2ひかり共同作業所」と「あかり作業所」が合併し、早良区四箇の地に木の香る「風ひかり作業所」が開所しました。

​ また「宅老所よりあい」は通所ではありますが、在宅生活を続けていくために独自でお泊りの事業を行っていました。しかし人的にも資金的にも限界が見えてきたため、安心して移り住むことができる小規模な入所施設「よりあいの森」を城南区別府のこんもりとした小さな森の中に開所しました。敷地内にある古民家は、地域住民にも開かれており、集いつながる場となっています。

TODAY

 2018年3月、ひかりグループ発足40周年のお祝いを行いました。発足当初8名だった障害のある仲間は、お年寄りを含め、今や150 名を超えます。家族や職員、地域の人たちなど関係者を含めれば、さらに多くの人々がつながっています。わたしたちを含めみんなが「ひかり」に思いを寄せるということは、そこに何らかの「価値」が生み出されているからにほかなりません。法人理念、いわゆる「めざすもの」へ向かう姿勢、その取り組みが「価値」を生み出し続けているのです。無認可から法人を設立し、ここまで形作ってきた法人創成期の職員が次々と退職なる中、この「価値」を生み出すプロセスを持続可能なものにすること、そして、さらに新たな「価値」を生み出すこと、このことが次世代の職員に託されたバトンです。

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